かすみの想い
誉められるということは、とても気持ちがいい。
力を入れなくても、自信が持てるということは、とても気持ちがいい。
生きていくための自信、それは力を入れなくてもいいことなんだと、わかったような気がする。
小さかった自分が悪いんじゃない。私は悪くないんだ。そう思えるまでには、とても長い時間がかかった。
「もっと努力をしていれば、何とかなっていたのかもしれない。」ずっとそう思っていた。時々10歳の子どもになる。
気持ちをもてあまして、自虐に走ることもある。
しかし、後退とも思えるそのことさえ、ある精神科の先生に言わせれば「全て順調!」なのだそうだ。
森田ゆりさんとの出会いは、神さまが私にくれたご褒美だ。そして今の私も・・・・・。
ゆりさんは、先日「かすみさんは、もう大丈夫なんじゃない?」といった。
私としては、うつが治るまではゆりさんと、話しがしたい。
でも、私以上に苦しんでいる人もたくさんいる。
居心地の良い場所から離れるのには、ちょっと勇気がいる。
もう少ししたら、今苦しんでいる人に席を譲らなければ・・・・・と思っている私もここに居る。
そして、今度は私が席をつくっていこうと思うのだった。
かすみ