森田ゆりさんとの出会い5回目
小さいおねえちゃんと自分(面接)

 私は、もともとはっきり自分の意見をすぐ口にだしてしまう。
そのことで、いやな思いをしている人もいると思うが、周りが思っているほど強くない。強かったら、うつにはならなかったかもしれない。
色々なことを後ろ向きに考えてしまう癖がある。
仕事に頑張れたのは、やはり自分の経験から回りに解ってもらいたい、理解してもらいたいという気持ちがあったからこそである。
これからの自分がしたいこと、それはうつで苦しんでいる人に、私のような経験をした人に元気になってもらうことだ。

 何がどうできるかは、わからない。
まずは、自分自身が健康にならなくてはいけない。
ゆりさんと話をしている時に、「かすみさんって、お仕事の話をしてる時が一番楽しそうね。道しるべは必要ないでしょう。自分のやりたいことがもう決まっているもの・・・・。」といわれた。
家庭では、右手の手のひらに夫や娘が話しかける。そして今の私は、頼まれてもやりたくないことはしない。今まではイライラしながらしていたのだが、「なんでやらないの?」と聞かれたときに、「だって、やりたくなかったんだもん。」と、答える。

そんな時、あれ?と思うのである。
「今のは、私の返事なの?」すごく疑問である。夫は、今まで10歳からずっとごはんしたくをしてきて、疲れちゃってるのかなぁ?と言う。
本当のところはわからない。
地元の主治医のアドバイスは、疲れないようにすること。気負わないこと。マイペースを守ること。
ゆっくりだけど、良くなっているから、あれこれ心配しないこと、という。

私はというと、ときどき人が入れ替わっているような感じがするのだ。しかも、記憶はあるから多重人格とかではないと思う。そのことをゆりさんに伝えると、「それは良いことよ」と言い切る。
小さいおねえちゃんが自分を出せているということらしい。





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